ChatGPT経由のアクセスは本当に確認できるのでしょうか?実は条件によってはGA4で確認できます。実際の画面を使いながら、確認方法やSearch Consoleとの違い、AI流入を分析するポイントをわかりやすく解説します。
いきなりですが、ちょっとだけ質問させてください。
「ChatGPTから自社サイトに来た人って、
GA4で確認できると思いますか?」
実は、多くのWeb担当者さんに聞くと、返ってくる答えはだいたい同じです。
「いや、ChatGPTからの流入なんて、
GA4じゃ見えないでしょ?」
ここで、こっそり種明かしをします。それ、実は半分正解で、半分間違いです。ChatGPT経由のアクセスは、条件によっては、しっかりGA4の画面に表示されます。しかも、探す場所さえ分かれば、ものの30秒で見つけられます。「え、そうなの?」と思った方こそ、ぜひこの先を読んでみてください。

先に結論からお伝えします。
ChatGPT経由のアクセスは、
全部ではないけれど、GA4で確認できます。
「全部ではない」と書いたのには理由があります。ChatGPTの中で回答だけを読んで満足したユーザーは、そもそもサイトまで来ないので、当然GA4には現れません。ですが、ChatGPTの回答の中にあるリンクをクリックして、実際にサイトを訪れた人は、GA4に「参照元 = chatgpt.com」として記録されます。
ここが、けっこう大事なポイントです。「AIに引用されるだけで、サイトに人が来ないのなら意味がない」とよく言われますが、実際にはクリックしてサイトまで来てくれるユーザーも一定数いるのです。そして、その動きは、GA4を見ていればちゃんと数字として確認できます。
それでは、実際の見つけ方をお伝えします。手順はとてもシンプルです。GA4のメニューから、次の順番でクリックしていくだけです。
左メニューの「レポート」を開く
「集客」→「トラフィック獲得」を開く
ディメンションを「セッションの参照元 / メディア」に切り替える
これだけです。参照元の一覧が並ぶので、その中から 「chatgpt.com」 の行を探してみてください。

ここまで進めば、あとは一覧の中から目的の参照元を探すだけです。テーブルの上にある検索窓に 「chatgpt」 と入力すると、一気に絞り込めるので、初めての人にはこの方法がおすすめです。
GA4に現れるChatGPT関連の参照元は、主に次のようなものです。
参照元の表記 | 意味 |
|---|---|
chatgpt.com | 現在のChatGPTのメインドメイン。多くの流入はこちらに記録される。 |
chat.openai.com | 以前使われていた旧ドメイン。まだ一部の環境から現れることがある。 |
chatgpt.com / ai-assistant | ChatGPT側でAIアシスタント経由と判定された流入。 |
もし表示されていなくても、慌てないでください。まだChatGPT経由の流入自体が発生していないだけという可能性のほうが高いです。特に立ち上げたばかりのサイトや、AI検索で拾われにくいテーマのサイトでは、まだ0件、というケースもよくあります。

ここで、意外と知られていない話をひとつ。
ChatGPT経由のアクセスは、
Search Consoleには映りません。
「え、そうなの?」と思った方、正常です。ここが、けっこう見落とされているポイントです。Search Consoleは、あくまで Google検索での表示回数・クリック数を集計するツール なので、Google以外の場所(=ChatGPT)から来た流入は、そもそも計測対象外なのです。
整理すると、こういうことになります。
流入経路 | Search Console | GA4 |
|---|---|---|
Google検索 | ◯ 見える | ◯ 見える |
ChatGPT経由のクリック | ✕ 見えない | ◯ 見える |
Gemini / Perplexity 経由 | ✕ 見えない | ◯ 見える |
ここまで並べると、話がわかりやすくなります。「Search Consoleだけ見て、AI検索対策の効果を判断してしまう」というのは、実はけっこう危ないということです。AI検索経由でどれだけの人が来ているかは、GA4を見ないと絶対に分からないからです。

ここからが、この記事の一番面白いところです。実際にGA4を開いて、「セッションの参照元 / メディア」で「chatgpt.com」を探してみると、こういう数字が出てきたりします。
参照元 / メディア セッション ユーザー
chatgpt.com / referral 35 15数字だけ並べると、たった15ユーザー・35セッションです。ですが、この行が意味していることは、けっこう大きいのです。
ChatGPTの回答を読んだ人のうち15人が、
実際にリンクをクリックして、
自分たちのサイトまで来てくれた。
Googleの検索順位で1ページ目に入っているわけでもなく、広告を出しているわけでもない。それでも、「AIの回答の中に自社のリンクが載っていたから」という理由だけで、サイトに人が来ているということです。少し前までは、これは想像の中の話でした。ですが、今はGA4の中に、数字として現れています。

ここで、少しだけ体験ベースの話をさせてください。
もし私たちがSearch Consoleだけを見ていたら、この15ユーザー・35セッションには、絶対に気付けませんでした。表示回数もクリック数も、Search Consoleの画面には一切現れないからです。ChatGPTから流入していることに気付いたのは、単なる習慣として、GA4の参照元レポートをスクロールしていたときだったのです。
この経験を通じて、はっきりと感じたことがあります。
Search ConsoleではAI流入は絶対に見えない
GA4を見て初めて、ChatGPT経由の流入が発生していることに気付ける
だから、AI検索対策の効果測定にはGA4が欠かせない
「AI検索対策、やった方がいいらしいけど、効果があるかどうかわからない」という声はよく聞きます。ですが実際には、効果が出ていないのではなく、効果を見る場所を間違えているだけというケースが、けっこう多いのではないかと感じています。
ちなみに、GA4で確認できるのはChatGPTだけではありません。他のAI検索サービスからの流入も、同じように参照元として現れます。代表的なものを並べておきます。
AIサービス | GA4での参照元表記の例 |
|---|---|
ChatGPT | chatgpt.com / chat.openai.com |
Gemini | gemini.google.com |
Perplexity | perplexity.ai |
Copilot | copilot.microsoft.com |
Claude | claude.ai |
GA4のトラフィック獲得レポートで、これらの参照元を横断的に眺めるだけで、「今、うちのサイトはどのAIから、どれくらい人が来ているか」がざっくり分かります。まだ0件のサービスがあっても、それはそれで貴重な情報です。「このAIには、今は引用されていない」という事実がわかるだけで、対策の優先順位を決めやすくなります。

ここまで読んで「じゃあ、今日から何をすればいいの?」と感じた方に向けて、シンプルな3ステップにまとめておきます。
今すぐGA4を開いて、「chatgpt.com」があるか探す。0件なら0件で構いません。「今の自分たちの現在地」を数字で知ることが第一歩です。
「chatgpt.com」「gemini.google.com」「perplexity.ai」などをブックマーク条件として登録する。次回以降、ワンクリックでAI流入の状況を確認できるようになります。
Search Consoleと並べて見る習慣をつける。Google検索経由(Search Console)と、AI経由(GA4)を分けて見ることで、サイトの本当の状態が立体的に見えてきます。
どれも数分でできる小さな作業ですが、この3つを済ませておくと、これから少しずつ増えていくAI流入の変化に、ちゃんと気付けるようになります。
最後に、この記事の要点をぎゅっとまとめます。
ChatGPT経由のアクセスは、GA4の「セッションの参照元 / メディア」で確認できる
探すべき参照元は「chatgpt.com」「chat.openai.com」など
Search ConsoleにはAI経由の流入は一切表示されない
実データを見ると、想像以上にAIからサイトへ人が来ていることに気付ける
ChatGPTだけでなく、Gemini・Perplexity・Copilot・Claudeなども同じ場所で確認できる
AI検索対策の効果は、GA4を見なければ絶対に測れない
「ChatGPTからのアクセスなんて、GA4じゃ見えないでしょ?」──もしそう思っていた方がいたら、今日この記事を読んだ後にぜひ一度、自社のGA4を開いてみてください。もしかしたら、あなたが気付いていないだけで、AI経由の流入はすでに始まっているかもしれません。
AI検索時代の効果測定は、Search ConsoleではなくGA4から始まる。ここに気付けるかどうかが、これからのオウンドメディア運用の分かれ目になりそうです。
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